“一連”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いちれん57.1%
ひとつら35.7%
ひとつれ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
禰宜 (略装にて)いや、これこれ(中啓ちゅうけいげて、二十五座の一連いちれん呼掛よびかく)大分だいぶ日もかげって参った。いずれも一休みさっしゃるがいぞ。
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と眼の前に蘆の葉の薄緑が一連ひとつらに輝いて見え出した。私は水にひたした濡れ手拭を取つて、船の中へ立つた。
霧の旅 (旧字旧仮名) / 吉江喬松(著)
ときは、めうなもので……また此處こゝをんな一連ひとつれ、これは丸顏まるがほのぱつちりした、二重瞼ふたへまぶた愛嬌あいけうづいた、高島田たかしまだで、あらい棒縞ぼうじま銘仙めいせん羽織はおりあゐつた。
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)