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一連
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ひとつら
ふりがな文庫
“
一連
(
ひとつら
)” の例文
と眼の前に蘆の葉の薄緑が
一連
(
ひとつら
)
に輝いて見え出した。私は水にひたした濡れ手拭を取つて、船の中へ立つた。
霧の旅
(旧字旧仮名)
/
吉江喬松
(著)
立ち尽くし、見詰め合っている二人の頭上には、練り絹に包まれたような
朧
(
おぼ
)
ろの月がかかってい、その
下辺
(
したべ
)
を、
帰雁
(
かえるかり
)
の
一連
(
ひとつら
)
が通っていた。花吹雪が、二人の身を巡った。
血曼陀羅紙帳武士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
その
麓
(
ふもと
)
まで見通しの、
小橋
(
こばし
)
の
彼方
(
かなた
)
は、一面の蘆で、
出揃
(
でそろ
)
って
早
(
は
)
や乱れかかった穂が、霧のように
群立
(
むらだ
)
って、
藁屋
(
わらや
)
を包み森を
蔽
(
おお
)
うて、何物にも目を
遮
(
さえぎ
)
らせず、山々の
茅
(
かや
)
薄
(
すすき
)
と
一連
(
ひとつら
)
に
靡
(
なび
)
いて、風はないが
海の使者
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ただ
一連
(
ひとつら
)
に從順にはなりきれなかつたのだ。
「郭子儀」異変
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
一連
(
ひとつら
)
の、指環もがなと叫ぶのだ!
ランボオ詩集
(新字旧仮名)
/
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー
(著)
“一連”の意味
《名詞》
一 連(いちれん)
関係のある事柄のひと繋がり。
糸や縄を通して連ねたもののひと繋がり。
全判の洋紙千枚。
(律詩)一対の句。
(出典:Wiktionary)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
連
常用漢字
小4
部首:⾡
10画
“一連”で始まる語句
一連枝