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『霧の旅』
ふりがな文庫
『
霧の旅
(
きりのたび
)
』
北國街道の上には夏草がのびてゐた。 柏原から野尻湖まで一里ばかりの間、朝霧が深くかゝつてゐて、路上の草には露が重かつた。汽車をおりて初めて大地を踏んで行く草鞋の心持、久振で旅を味ふ心には、總てが鮮かに感じられた。 柏原には一茶の俳諧寺の在る …
著者
吉江喬松
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約18分(500文字/分)
朗読目安時間
約30分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
飜
(
こぼ
)
蘇生
(
よみがへ
)
執念
(
しつこ
)
纔
(
わづか
)
畫
(
か
)
渦紋
(
うづ
)
悦
(
うれ
)
愍
(
あはれ
)
柔
(
やさ
)
一連
(
ひとつら
)
轉
(
まろ
)
膠着
(
かうちやく
)
樹幹
(
みき
)
差別
(
けじめ
)
一茶
(
いつさ
)
柏原
(
かしはばら
)
脣邊
(
しんぺん
)
黒姫
(
くろひめ
)
體躯
(
からだ
)
飯繩
(
いひづな
)
面
(
おもて
)
銅
(
あかがね
)
連嶺
(
れんれい
)
光澤
(
つや
)
北國
(
ほくこく
)
船尾
(
とも
)
塊團
(
かたまり
)
夏蠶
(
なつこ
)
簇葉
(
むらは
)
祠
(
ほこら
)
破驛
(
はえき
)
矮林
(
わいりん
)
崎
(
さき
)
樹根
(
きのね
)
幾人
(
いくたり
)
樅
(
もみ
)