“一茶”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いっさ81.0%
いつさ19.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むろんそのリリシズムは、蕪村にも一茶いっさにも共通しているのであるが(俳句が抒情詩の一種である以上、それは当然のことである。)
郷愁の詩人 与謝蕪村 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
私は昭和二年の秋、この喜多見きたみの山野のくぬぎ原に、わずかな庭をもつ書斎を建てて、ここを一茶いっさのいうついの住みかにしようという気になった。
柏原には一茶いつさ俳諧寺はいかいじの在ることは聞いてゐたが、霧が深くて見に行く氣にもなれなかつた。何處の國道沿ひにでも見る破驛はえきの姿は此村にも見られた。
霧の旅 (旧字旧仮名) / 吉江喬松(著)
俳諧寺一茶いつさは暫く問はず、天明以後の俳人たちの仕事は殆ど誰にも顧みられてゐない。僕はかう云ふ俳人たちの仕事も次第にあらはれて来ることと思つてゐる。