“いっさ”の漢字の書き方と例文
語句割合
一茶100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その宗祇時代から芭蕉に至るまでの間には宗鑑そうかん守武もりたけ貞徳ていとく宗因そういん等の時代を経ているのである。また芭蕉以後蕪村ぶそん一茶いっさ、子規を経て今日に至る。
俳句への道 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
いにしえ蜀山しょくさん一九いっくは果して如何いかなる人なりしか知らず。俳句界第一の滑稽家として世に知られたる一茶いっさは必ずまじめくさりたる人にてありしなるべし。(一月三十日)
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
また一茶いっさには森羅万象しんらばんしょうが不運薄幸なる彼の同情者慰藉者いしゃしゃであるように見えたのであろうと想像される。
俳諧の本質的概論 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)