“樹幹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じゅかん40.0%
みき40.0%
じゆかん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、ふと電燈を持ち換る時などには、あたりの木の枝が、不気味な生きものの様に、ゆらめき、時としては、私自身が燈光の直射にあって、思わず樹幹じゅかんに身を隠すこともありました。
湖畔亭事件 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
村を出拔けると、霧の間から白樺の林の樹幹みきだけが、ぼんやりと兩側に見えて來た。しとしと草を踏んで行く自分の草鞋の足音だけが耳に入つた。不圖立ち停ると、急に周圍がしんとして來る。
霧の旅 (旧字旧仮名) / 吉江喬松(著)
これも森林しんりんがあればゆききゆうけませんし、たとひ、おちたゆき樹幹じゆかんさゝへられるので、なだれがおきないですむのです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)