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樹々
ふりがな文庫
“樹々”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
きぎ
80.6%
きゞ
16.7%
きヾ
2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きぎ
(逆引き)
樹々
(
きぎ
)
の梢から漏れ落る日の光が厚い
苔
(
こけ
)
の上にきらきらと揺れ動くにつれて、静な風の声は近いところに水の流でもあるような響を伝え
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
樹々(きぎ)の例文をもっと
(29作品)
見る
きゞ
(逆引き)
樹々
(
きゞ
)
の
枝
(
えだ
)
に
殘
(
のこ
)
ンの
雪
(
ゆき
)
も、ちら/\と
指
(
ゆび
)
の
影
(
かげ
)
して、
大
(
おほい
)
なる
紅日
(
こうじつ
)
に、
雪
(
ゆき
)
は
薄
(
うす
)
く
紫
(
むらさき
)
の
袂
(
たもと
)
を
曳
(
ひ
)
く。
何
(
なん
)
に
憧憬
(
あこが
)
るゝ
人
(
ひと
)
ぞ。
歌
(
うた
)
をよみて
其
(
そ
)
の
枝
(
えだ
)
の
紅梅
(
こうばい
)
の
莟
(
つぼみ
)
を
解
(
と
)
かんとするにあらず。
婦人十一題
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
樹々(きゞ)の例文をもっと
(6作品)
見る
きヾ
(逆引き)
空には薄雲が重なり合つて、
地平
(
ちへい
)
に近い
樹々
(
きヾ
)
の上だけ、
僅
(
わづか
)
にほの青い色を残してゐる。そのせゐか秋の
木
(
こ
)
の
間
(
ま
)
の路は、まだ夕暮が来ない内に、砂も、石も、枯草も、しつとりと濡れてゐるらしい。
東洋の秋
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
樹々(きヾ)の例文をもっと
(1作品)
見る
樹
常用漢字
小6
部首:⽊
16画
々
3画
“樹”で始まる語句
樹
樹立
樹蔭
樹木
樹脂
樹間
樹下
樹林
樹陰
樹梢
“樹々”のふりがなが多い著者
福士幸次郎
エドガー・アラン・ポー
ロマン・ロラン
林不忘
徳冨蘆花
泉鏡太郎
島崎藤村
柳宗悦
斎藤茂吉
有島武郎