“地平”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちへい55.6%
じびた11.1%
じべた11.1%
ぢならし11.1%
はて11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その方角(ほうがく)には、淡(あわ)く白(しろ)い銀河(ぎんが)が流(なが)れて、円(まる)く地平(ちへい)へ没(ぼっ)していたのであります。
銀河の下の町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
昨日は是非貰いたかった、地平(じびた)へ手を突いてまで貰いたかった。しかし草鞋銭(わらじせん)を貰うよりも、坑夫になる方が得だと勘定したから、手を出して頂きたいところを、無理に断ったんである。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
上から見下ろすからでもあろうが、どの家もみんな、地平(じべた)に食い付いているように見えた。信州伊那の郡(こおり)川路の郷なのである。
鸚鵡蔵代首伝説 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
少し行くと古(ふる)い寺の隣(とな)りの杉林(ばやし)を切り倒して、奇麗に地平(ぢならし)をした上に、青ペンキ塗の西洋館を建てゝゐる。広田先生は寺とペンキ塗を等分に見てゐた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
ラシイヌは河岸を米租界の方へ耳を傾(かし)げながら歩いて行った。そのうちに焼け爛(ただ)れた砲弾のような太陽がグルグル廻りながら、平野の地平(はて)へ没してしまって、間もなく四辺(あたり)は暗くなった。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)