“銀河”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎんが48.4%
あまのがわ38.7%
あまのがは9.7%
あまのかは3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「このぼんやりと白い銀河ぎんがを大きないい望遠鏡ぼうえんきょうで見ますと、もうたくさんの小さな星に見えるのです。ジョバンニさんそうでしょう」
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
銀河あまのがわはいつか消えて、うす白い空の光りはどこにも見えなかった。お絹を乗せてゆく駕籠のはなを、影の痩せた稲妻が弱く照らした。
両国の秋 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
御米およね茶器ちやきいて臺所だいどころた。夫婦ふうふはそれぎりはなしげて、またとこべてた。ゆめうへたか銀河あまのがはすゞしくかゝつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
それ、自動車じどうしやたぜ、とをんなまじりで、道幅みちはゞせまい、しば/\縁臺えんだいつのだが、くるまめづらしいほどである。これから、相乘あひのり——とところを。……おゝ、銀河あまのかはえる——初夜しよやすぎた。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)