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『両国の秋』
ふりがな文庫
『
両国の秋
(
りょうごくのあき
)
』
「ことしの残暑は随分ひどいね」 お絹は楽屋へはいって水色の𧘕𧘔をぬいだ。八月なかばの夕日は孤城を囲んだ大軍のように筵張りの小屋のうしろまでひた寄せに押し寄せて、すこしの隙もあらば攻め入ろうと狙っているらしく、破れた荒筵のあいだから黄金の火箭 …
著者
岡本綺堂
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1時間60分(500文字/分)
朗読目安時間
約3時間20分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
鈍
(
だる
)
粧
(
づく
)
粧
(
めか
)
灯
(
ほ
)
庇合
(
ひさしあわ
)
昂
(
た
)
間
(
ひま
)
上流
(
うわて
)
端
(
はな
)
頭
(
かぶり
)
阿諛
(
おもね
)
阿母
(
おっかあ
)
邪
(
じゃ
)
煩
(
うる
)
河
(
がわ
)
歩
(
ぶ
)
此中
(
このじゅう
)
里
(
さあ
)
眼
(
ま
)
片時
(
へんし
)
一寸
(
いっすん
)
鮓
(
やすけ
)
湿
(
うる
)
処女
(
きむすめ
)
前兆
(
しらせ
)
昏々
(
うとうと
)
苛
(
いら
)
単衣
(
ひとえもの
)
折
(
おり
)
懐
(
いだ
)
悽愴
(
ものすご
)
忌
(
いや
)
彼女
(
かれ
)
銀
(
かね
)
質
(
しち
)
外
(
はず
)
媚
(
なまめ
)
眩
(
くら
)
的
(
あて
)
百文
(
ひゃく
)
禿
(
はげ
)
穢
(
きたな
)
窘
(
いじ
)
立端
(
たちは
)
猪口
(
ちょこ
)
笞
(
むち
)
火焔
(
ほのお
)
濃
(
こま
)
細紐
(
しごき
)
溝
(
どぶ
)
継
(
まま
)
綴
(
と
)
総
(
ふさ
)
縛
(
いまし
)
欺
(
だま
)
框
(
がまち
)
肋骨
(
あばら
)
最寄
(
もよ
)
脛
(
はぎ
)
暇
(
ひま
)
敵
(
かな
)
若
(
わか
)
擦
(
こす
)
探
(
さぐ
)
捻鉄
(
ねじがね
)
捕人
(
とったり
)
挫
(
ひし
)
拵
(
こさ
)
薄
(
すすき
)
拙
(
まず
)
抱
(
だ
)
蛙
(
かわず
)
行燈
(
あんどう
)
憬
(
こが
)
衾
(
よぎ
)
情人
(
いいひと
)
情
(
じょう
)
被
(
き
)
悪寒
(
さむけ
)
裲襠
(
しかけ
)
快
(
よ
)
幾許
(
いくら
)
豊
(
とよ
)
嵩
(
こう
)
小
(
こ
)
射
(
い
)
軽蔑
(
さげす
)
酷
(
むご
)
其
(
そ
)
中入
(
なかい
)
切
(
せつ
)
鴉
(
がらす
)
雁
(
がん
)
鳩尾
(
みずおち
)
地弾
(
ぢひ
)
冠
(
かんむり
)
閉場
(
かぶ
)
噛
(
かじ
)
呪
(
まじな
)
俄
(
にわ
)