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溝
ふりがな文庫
“溝”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
みぞ
49.7%
どぶ
48.6%
こう
0.5%
とぶ
0.5%
かあら
0.3%
ギヤツプ
0.3%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みぞ
(逆引き)
叔父の家は広い植木屋の地内で、
金目垣
(
かなめがき
)
一つ隔てて、
直
(
じか
)
にその道路へ接したような位置にある。垣根の
側
(
わき
)
には、細い乾いた
溝
(
みぞ
)
がある。
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
溝(みぞ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
どぶ
(逆引き)
猫は頻りにないて、道と田との間の
溝
(
どぶ
)
に後足を踏み込みそうになった。溝の水は澱んで腐り、泥の中からは棒振りが尾を出していた。
「紋」
(新字新仮名)
/
黒島伝治
(著)
溝(どぶ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
こう
(逆引き)
付紐
(
つけひも
)
で腹を
括
(
くく
)
りつけるから日本人の男女は大きくなってもいわゆるベルツ氏
溝
(
こう
)
という溝が腹の真中に出来ているそうだ。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
溝(こう)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
とぶ
(逆引き)
千束町
(
せんぞくまち
)
の
溝
(
とぶ
)
の前から自転車に乗って、
紺碧
(
こんぺき
)
の空の下に
霞
(
かす
)
んでいる上野の森を目標に、
坦々
(
たん/\
)
たる一本路を一直線に走って行く己は、
何
(
なん
)
だか体に羽根が生えて
小僧の夢
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
溝(とぶ)の例文をもっと
(2作品)
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かあら
(逆引き)
「きょと作じゃない子が
溝
(
かあら
)
い落ちるかい、きょときょとしよるさかい」
赤いステッキ
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
溝(かあら)の例文をもっと
(1作品)
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ギヤツプ
(逆引き)
その間に大きな
溝
(
ギヤツプ
)
があるのではないか。若し憚りなく僕の要求を云はして貰へば、氏は寧ろ神経質な暗示を捨てゝ、散文詩風に、自由に情意の声を表はされた方が勝ぐれた作品が出来るだらうと思ふ。
明治詩壇の回顧
(新字旧仮名)
/
三木露風
(著)
溝(ギヤツプ)の例文をもっと
(1作品)
見る
“溝”の意味
《名詞》
(みぞ)水などを流す目的で、地面などを線状に掘ったもの。
(コウ)漢数字。1溝は1032を表す。穣の次で澗の前の位。
(出典:Wiktionary)
溝
常用漢字
中学
部首:⽔
13画
“溝”を含む語句
溝渠
溝川
溝鼠
大溝
溝埋
泥溝
溝際
溝溜
八溝山
溝板
溝泥
小溝
鉄漿溝
溝端
溝口
溝石
黒溝台
溝涜
溝洫
御溝
...
“溝”のふりがなが多い著者
三遊亭円朝
中里介山
樋口一葉
吉川英治
永井荷風
島崎藤村
夏目漱石
泉鏡花
泉鏡太郎
海野十三