“溝泥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どぶどろ96.3%
どぶとろ3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
堀割は丁度真昼の引汐ひきしお真黒まっくろな汚ない泥土でいどの底を見せている上に、四月の暖い日光に照付けられて、溝泥どぶどろの臭気をさかんに発散している。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
もう、一面に算を乱して、溝泥どぶどろ擲附たたきつけたようなのりの中に、伸びたり、縮んだり、転がったり、何十人だか数が分りません。——
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「八、死骸の着物に溝泥どぶとろがついてゐないか、濡れたところはないか、念入りに見てくれ」