“どぶどろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
溝泥92.9%
泥溝泥3.6%
溷泥3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もう、一面に算を乱して、溝泥どぶどろ擲附たたきつけたようなのりの中に、伸びたり、縮んだり、転がったり、何十人だか数が分りません。——
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
従兄弟いとこ味方、な、従兄弟同士ってこのことだ、同じ長屋にいたから味方で、泥溝泥どぶどろ長屋にいたから味方でないってこともござんすまい。
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
併し此の堀は上下とも流れ河に通じて居て水門こそ毀れて居れど常に水が流れ替わって居る故、底も幾分か清い、世間に有りふれた、水の替わらぬ溷泥どぶどろの様な、衛生の害になる堀とは少し違う
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)