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引汐
ふりがな文庫
“引汐”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひきしお
69.2%
ひきしほ
30.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひきしお
(逆引き)
堀割は丁度真昼の
引汐
(
ひきしお
)
で
真黒
(
まっくろ
)
な汚ない
泥土
(
でいど
)
の底を見せている上に、四月の暖い日光に照付けられて、
溝泥
(
どぶどろ
)
の臭気を
盛
(
さかん
)
に発散している。
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
丁度
引汐
(
ひきしお
)
時で、
朝凪
(
あさな
)
ぎの
小波
(
さざなみ
)
が、穴の入口に寄せては返す度毎に、中から海草やごもくなどが、少しずつ流れ出していたが、それに混って
孤島の鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
引汐(ひきしお)の例文をもっと
(9作品)
見る
ひきしほ
(逆引き)
堀割
(
ほりわり
)
は
丁度
(
ちやうど
)
真昼
(
まひる
)
の
引汐
(
ひきしほ
)
で
真黒
(
まつくろ
)
な
汚
(
きた
)
ない
泥土
(
でいど
)
の
底
(
そこ
)
を見せてゐる上に、四月の
暖
(
あたゝか
)
い日光に
照付
(
てりつ
)
けられて、
溝泥
(
どぶどろ
)
の
臭気
(
しうき
)
を
盛
(
さかん
)
に発散して
居
(
ゐ
)
る。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
引上げようとすると、いきなり後ろから突き飛ばされました。幸ひの
引汐
(
ひきしほ
)
だつたのと、頭の上に石垣が突き出してゐるので、首まで水につかつてその下に這ひ寄ると、頭の上からいきなりあの石が——
銭形平次捕物控:232 青葉の寮
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
引汐(ひきしほ)の例文をもっと
(4作品)
見る
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
汐
漢検準1級
部首:⽔
6画
“引汐”で始まる語句
引汐時
検索の候補
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江戸川乱歩
泉鏡花
野村胡堂