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照付
ふりがな文庫
“照付”の読み方と例文
読み方
割合
てりつ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
てりつ
(逆引き)
堀割
(
ほりわり
)
は
丁度
(
ちやうど
)
真昼
(
まひる
)
の
引汐
(
ひきしほ
)
で
真黒
(
まつくろ
)
な
汚
(
きた
)
ない
泥土
(
でいど
)
の
底
(
そこ
)
を見せてゐる上に、四月の
暖
(
あたゝか
)
い日光に
照付
(
てりつ
)
けられて、
溝泥
(
どぶどろ
)
の
臭気
(
しうき
)
を
盛
(
さかん
)
に発散して
居
(
ゐ
)
る。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
ところへ
物
(
もの
)
を
蒸
(
む
)
し、そして
發酵
(
はつこう
)
させるやうな日光が
照付
(
てりつ
)
けるのであるから、地はむれて、むツと息の
塞
(
つ
)
まるやうな
温氣
(
うんき
)
と
惡臭
(
あくしう
)
とを
放散
(
ほうさん
)
する。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
人込
(
ひとごみ
)
の中に隔てられたまま松子の方には見向きもせず、日の光に
照付
(
てりつ
)
けられた
三越
(
みつこし
)
の建物を
眩
(
まぶ
)
しそうに見上げながら、すたすた
四辻
(
よつつじ
)
を向側へと横ぎってしまったが、少しは気の毒にもなって
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
照付(てりつ)の例文をもっと
(3作品)
見る
照
常用漢字
小4
部首:⽕
13画
付
常用漢字
小4
部首:⼈
5画
“照”で始まる語句
照
照々
照覧
照射
照葉
照添
照映
照降町
照準
照日
“照付”のふりがなが多い著者
三島霜川
永井荷風