“照葉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てりは80.0%
てるは20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
翌明治二年の正月のこの南座は歌舞伎でなくて照葉てりは狂言に替って、少し失望はしたが、こんな物は始めてなのでちょっと面白く見物した。
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)
照葉てりは狂言にも度々たびたびおともしましたが、それもやっぱり正岡先生の方はおめし物から帽子まで覚えていますのに(うす色のネルに白縮緬ちりめんのへこ帯、ヘルメット帽)
漱石氏と私 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
五日に一度位ずつ泊って帰ると、おかみさんは話しました、私は未だに妾暮めかけぐらしをしている照葉てるはが、その女は照葉という名前でした、なんとなく可哀そうになりましたが
糞尿譚 (新字新仮名) / 火野葦平(著)