“てりは”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
照葉28.6%
照映28.6%
光葉28.6%
照栄14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
照葉てりは狂言にも度々たびたびおともしましたが、それもやっぱり正岡先生の方はおめし物から帽子まで覚えていますのに(うす色のネルに白縮緬ちりめんのへこ帯、ヘルメット帽)
漱石氏と私 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
あのひめ美麗あてやかさで、かゞや燭火ともしびまただんかゞやくわい! よるほゝ照映てりはゆるひめ風情ふぜいは、宛然さながら黒人種エシオツプ耳元みゝもと希代きたい寶玉はうぎょくかゝったやう、使つかはうにはあま勿體無もったいな
白南風しらはえ光葉てりはの野薔薇過ぎにけりかはづのこゑも田にしめりつつ
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
南無三宝なむさんぽう! 私は恥を言おう。露に濡羽ぬればの烏が、月のかつらくわえたような、鼈甲べっこう照栄てりはえる、目前めのさきの島田の黒髪に、魂を奪われて、あの、その、旅客を忘れた。旅行案内を忘れた。
革鞄の怪 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)