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照映
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てりは
ふりがな文庫
“
照映
(
てりは
)” の例文
其
(
そ
)
の
下襲
(
したがさ
)
ねの
緋鹿子
(
ひがのこ
)
に、
足手
(
あして
)
の
雪
(
ゆき
)
が
照映
(
てりは
)
えて、
女
(
をんな
)
の
膚
(
はだえ
)
は
朝桜
(
あさざくら
)
、
白雲
(
しらくも
)
の
裏
(
うら
)
越
(
こ
)
す
日
(
ひ
)
の
影
(
かげ
)
、
血
(
ち
)
も
通
(
かよ
)
ふ、と
見
(
み
)
る
内
(
うち
)
に、
男
(
をとこ
)
の
顔
(
かほ
)
は
蒼
(
あを
)
く
成
(
な
)
つた。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
あの
姫
(
ひめ
)
の
美麗
(
あてやか
)
さで、
輝
(
かゞや
)
く
燭火
(
ともしび
)
が
又
(
また
)
一
段
(
だん
)
と
輝
(
かゞや
)
くわい!
夜
(
よる
)
の
頬
(
ほゝ
)
に
照映
(
てりは
)
ゆる
彼
(
あ
)
の
姫
(
ひめ
)
が
風情
(
ふぜい
)
は、
宛然
(
さながら
)
黒人種
(
エシオツプ
)
の
耳元
(
みゝもと
)
に
希代
(
きたい
)
の
寶玉
(
はうぎょく
)
が
懸
(
かゝ
)
ったやう、
使
(
つか
)
はうには
餘
(
あま
)
り
勿體無
(
もったいな
)
く
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
魴鮄
(
ほうぼう
)
の
鰭
(
ひれ
)
は
虹
(
にじ
)
を刻み、
飯鮹
(
いいだこ
)
の紫は五つばかり、
断
(
ちぎ
)
れた雲のようにふらふらする……こち、めばる、青、鼠、
樺色
(
かばいろ
)
のその
小魚
(
こうお
)
の色に
照映
(
てりは
)
えて、黄なる蕈は美しかった。
小春の狐
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
探
(
さぐ
)
ることも
發見
(
みいだ
)
すことも
出來
(
でき
)
ぬ
有樣
(
ありさま
)
——それが
身
(
み
)
の
爲
(
ため
)
にならぬのは
知
(
し
)
れてあれど——
可憐
(
いたい
)
けな
蕾
(
つぼみ
)
の
其
(
その
)
うるはしい
花瓣
(
はなびら
)
が、
風
(
かぜ
)
にも
開
(
ひら
)
かず、
日光
(
ひ
)
にもまだ
照映
(
てりは
)
えぬうちに
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
と
裳
(
もすそ
)
をすらりと
駒下駄
(
こまげた
)
を
踏代
(
ふみか
)
へて
向直
(
むきなほ
)
ると、
半
(
なか
)
ば
向
(
むか
)
うむきに、すつとした
襟足
(
えりあし
)
で、
毛筋
(
けすぢ
)
の
通
(
とほ
)
つた
水髮
(
みづがみ
)
の
鬢
(
びん
)
の
艶
(
つや
)
。と
拔
(
ぬ
)
けさうな
細
(
ほそ
)
い
黄金脚
(
きんあし
)
の、
淺黄
(
あさぎ
)
の
翡翠
(
ひすゐ
)
に
照映
(
てりは
)
えて
尚
(
な
)
ほ
白
(
しろ
)
い……
横顏
(
よこがほ
)
で
見返
(
みかへ
)
つた。
艶書
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“照映”の意味
《名詞》
照り、映えること。
(出典:Wiktionary)
照
常用漢字
小4
部首:⽕
13画
映
常用漢字
小6
部首:⽇
9画
“照”で始まる語句
照
照々
照覧
照射
照葉
照添
照降町
照準
照日
照返