“照返”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てりかえ40.0%
てりかへ40.0%
てりかえし20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
渦巻きあがる炎の末はことごとく白い煙と化して棚びき、その白雲の照返てりかえしでお庭先は、夜どおしさながら明方のような妙にあおざめた明るさでございます。
雪の宿り (新字新仮名) / 神西清(著)
改札口かいさつぐちつめたると、四邊あたりやまかげに、澄渡すみわたつたみづうみつゝんで、つき照返てりかへさるゝためか、うるしごとつややかに、くろく、玲瓏れいろうとして透通すきとほる。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
月の光を浴びて身辺処々ところどころさんたる照返てりかえしするのは釦紐ぼたんか武具の光るのであろう。はてな、此奴こいつ死骸かな。それとも負傷者ておいかな?