“改札口”の読み方と例文
読み方割合
かいさつぐち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
改札口かいさつぐちつめたると、四邊あたりやまかげに、澄渡すみわたつたみづうみつゝんで、つき照返てりかへさるゝためか、うるしごとつややかに、くろく、玲瓏れいろうとして透通すきとほる。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ゴウ、ゴウ、と、ひびきをたて、電車でんしゃがホームへはいると、まもなく、どやどやと階段かいだんりて、人々ひとびとさきあらそって、改札口かいさつぐちからそとてきました。
夕焼けがうすれて (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして二人ふたりは、前のあの河原かわらを通り、改札口かいさつぐち電燈でんとうがだんだん大きくなって、まもなく二人ふたりは、もとの車室のせきにすわっていま行って来た方を、まどから見ていました。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)