“争”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方(ふりがな)割合
あらそ48.6%
あらそい15.9%
いか15.0%
いさか12.1%
あらそひ2.8%
あら1.9%
あらが0.9%
いかで0.9%
きそ0.9%
イカ0.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“争”を含む作品のジャンル比率
社会科学 > 政治 > 政治史・事情13.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)4.8%
歴史 > 伝記 > 個人伝記1.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
……たゞ一刻いつこくあらそふて、あせつておもだあそばすから、あぶないとはおもひながら
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
そうかといって、いままで、あらそっていたこうのほうへいって、時間じかんをきくのもはじかんじましたから、
時計のない村 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そのあらそいは五百が商業を再興させようとして勧めるのに、やす躊躇ちゅうちょして決せないために起るのである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
けれどもそれは小競合こぜりあいの競争であって小兵こものの戦争であって、匹夫ひっぷあらそいというものである。
今世風の教育 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
元より悟空ごくうが神通なき身の、まいて酒に酔ひたれば、いかで犬にかなふべき、黒衣は忽ちひ殺されぬ。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
かかるはなはだしき挫折に対しいかでかその反動の起こらざるべき。当時ドイツの学者ラインホールド・シュミード氏の著わせし記述にいわく、
近時政論考 (新字新仮名) / 陸羯南(著)
いつか、兄夫婦の間に始まるであろういさかいの余波が、彼女にどのような惨苦をもたらすか、知れたものではないのである。
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「そんないさかいはもうお互いに捨てたんだ。俺は、あの親友にすがって、これから江戸へ行って真面目に身を立てるつもりだ」
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さうしてゐると、不思議なことに、家の人達の気持が和やかになつて、今まで何かあらそひがあつても、自然にとけてしまふといふわけです。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
万国の上には立法の君主が無ければ、国と国との曲直のあらそひそもそたれの手で公明正大に遺憾無いかんなく決せらるるのだ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
二人ふたりが、あらうと、ははは、
金歯 (新字新仮名) / 小川未明(著)
今の世はしきりに体育論と智育論とのあらそいがあるけれどもそれはほど加減かげんによるので、智育と体育と徳育の三つは蛋白質たんぱくしつ脂肪しぼう澱粉でんぷんのように程や加減を測って配合しなければならん。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
しかもこのものに向って、あらがおうと蓄えて来た胸の中のものなぞは、あまりに卑小な感じがして、今更に恥入るばかりであった。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
われいまかつて見ざりつる絶壁! あやふしとも、可恐おそろしとも、夢ならずしていかでか飛下り得べき。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
人このうちに立ちて寥々冥々りようりようめいめいたる四望の間に、いかでの世間あり、社会あり、都あり、町あることを想得べき、九重きゆうちようの天
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
こんな詰まらぬ法螺談ほらばなしも、盗跖とうせきあめを以てかぎを開くの例で、随分有益な参考になるというのは、昨今中央政府の遣り方の無鉄砲に倣い、府県きそうて無用の事業を起し
而陸奥基衡ガ堂ノ額ナリケリト令聞給テ、イカデサル事有トテ、御厩舎人菊方ヲ御使ニテ、被召返ケリ。
奥州における御館藤原氏 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)