“競争”のいろいろな読み方と例文
旧字:競爭
読み方割合
きょうそう74.1%
がたき7.4%
きやうそう7.4%
ぜりあい3.7%
はしりくら3.7%
レース3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おなじいようなみせが、いくつもできるようになります。そして、それらが、みんなよくやっていくには、たがいに競争きょうそうしなければなりません。
船でついた町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
おもえばこれも順々競争がたきの世のさまなり。
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
其建物そのたてものをいへば松田まつだ寿仙じゆせん跡也あとなり常磐ときは萬梅まんばい跡也あとなり今この両家りやうけにんまへ四十五銭と呼び、五十銭と呼びて、ペンキぬり競争きやうそう硝子張がらすはり競争きやうそうのきランプ競争きやうそう火花ひばならし候由そろよしそろ
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
全然、あの喧嘩や小競争ぜりあいが馬鹿馬鹿しいのみならず、その対手をしていることが最早私に不愉快であった。
幼年時代 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
或時は角闘すもうを取らせ、または競争はしりくらなどさせて、ひたすら力業ちからわざを勉めしむるほどに。その甲斐ありて黄金丸も、力量ちからあくまで強くなりて、大概おおかたの犬とみ合ふても、打ち勝つべう覚えしかば。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
最後に模型の豆競争レースがあつて、金属性の人形がもう一つの人形のあとを追い駆けてピョンピョン飛んで行くだけの仕掛けにすつかりまんぞくしていた。