“きょうそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
競争39.2%
狂躁19.6%
競漕9.8%
凶相5.9%
狂噪5.9%
競走3.9%
強壮3.9%
狂譟3.9%
卿相2.0%
狂想2.0%
狂燥2.0%
郷藪2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、みんなが競争きょうそうで水をくもうとしたものですから、つぼが手からすべって、泉のなかにおちてしまいました。
信念の根のない熱情を強いて振おうとする姿は狂躁きょうそうにしか見えなかった。彼のねがいと満足とは六月二日の一火をもってもう果されていたのである。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
警察ランチの運転手はしばらく競漕きょうそうして見たが、とても抜き返せないことを知ると、腹立たしげにつぶやいた。
吸血鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「あのお方の相貌そうぼうには、主君をも冒しかねない叛骨はんこつうかがわれると……非常な凶相きょうそうだと申しおりましたそうです」
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そういう狂噪きょうそうの兵を見つけている庶民には、彼方の菊水旗の一群が、ひどく活気のない、弱そうなものに見えた。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ある時村の小学校の運動会で饌立ぜんだて競走きょうそうで一着になり、名を呼ばれて褒美ほうびを貰ったあとで、饌立の法が違って居ると女教員から苦情が出て、あらためて呼び出され、褒美を取り戻された。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
植物でも自家受精、すなわち自家結婚だと自然種子が弱いので、そこで他家受精すなわち他家結婚して強壮きょうそうな種子を作ろうというのだ。植物でこんな工夫くふうをしているのはまことに感嘆かんたんあたいする。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
それは、やゝ、狂譟きょうそうといふべきものだ。顔のほてりが谷村に分るのだから。
り、ここの長官は卿相きょうそうを以てすえ、なお“記録所ノ寄人よりゅうど”としては、武家では、楠木正成、名和長年、伊賀兼光の三人だけが、その局に挙げられた。
この愛魚家は当時において、ほとんど狂想きょうそうにも等しい、金魚のあらゆる種類の長所をあつめた理想の新魚を創成しようと、大掛りな設備で取りかかった。
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
外の三人の楽隊達が、思わず目を見合せて、この老ラッパ手の、狂燥きょうそうを、いぶかしがった程である。
木馬は廻る (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
ちん一代の過ちであった。しかしえんを恨んで深く郷藪きょうそうに隠れた彼、にわかに命を奉じるであろうか」
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)