“朕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちん75.0%
われ7.7%
5.8%
わし3.8%
1.9%
わがみ1.9%
チン1.9%
1.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「国舅——。ちんが先祖は、いずこから身をおこして、この基業を建て給うたか。朕が学問のために、由来をのべられい」と、襟を正して下問された。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
遺詔に曰く、ちん皇天の命を受けて、大任に世にあたること、三十有一年なり、憂危心に積み、日に勤めて怠らず、専ら民に益あらんことを志しき。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
陛下もなるほどそうか、それではちんも遠来の大使をぐうするに最敬礼をもってせんといわれ、使節も陛下もともに侮辱を最敬礼と心得て実行されたという話がある。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
あしひきのやまきしかば山人やまびとわれしめしやまづとぞこれ 〔巻二十・四二九三〕 元正天皇
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
徃時むかしは人朕が光明ひかりを奪ひて、われ泥犂ないりの闇に陥しぬ、今は朕人を涙に沈ましめて、朕が冷笑あざわらひの一声の響の下に葬らんとす、おもひ観よ汝
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
われ西のかた、宝の国を求めむとおぼす、もしことならば川の魚つりくへ。」とみたまへる御声の朗かなるを、水脈みをしろく漲り落つる瀬のおとの高きがうちに聴くがごとき心地す。
松浦あがた (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)
天皇すめらがうづの御手みてもち、掻撫かきなでぞぎたまふ、うち撫でぞぎたまふ、かへり来む日あいまむ
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
院の御霊は雲間に響く御声してから/\と異様ことやうに笑はせ玉ひ、おろかや解脱の法を説くとも、仏も今はあだなり、涅槃ねはん無漏むろうけがはじ
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
食国をすくにの とほ朝廷みかどに 汝等いましらし 斯くまかりなば 平らけく 吾は遊ばむ 手抱たうだきて 我は御在いまさむ 天皇すめらが うづの御手みてち 掻撫かきなでぞ ぎたまふ うち撫でぞ 労ぎたまふ 還り来む日 相飲まむぞ この豊御酒とよみき
君臣相念 (新字旧仮名) / 亀井勝一郎(著)
「不味いかも知れん。」老人はくちはたに心持微笑を浮べた。「だが、わしは愛国心で酒を飲むといふ事を知つとるからな。」
「歴代は知らず、わしわしだ」
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「時なるかなだ。わしというものが帝位についたからには、二度とこの帝位を、他統たとうに譲ってよいものか。……のみならず、こんな皇室の在り方も正し、王政を延喜えんぎ天暦てんりゃくの古制にかえして、鎌倉のごとき醜武者しこむしゃの府は、これを一そうせねばならぬ」
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
内典ほとけのみのり興隆おこさむとおもふ。方将まさ寺刹てらを建てむときに、はじめて舎利を求めき、時に、汝が祖父司馬達等しばたちと便すなわち舎利をたてまつりき。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
乙酉きのととり、天皇皇后及び草壁皇子尊くさかべのみこのみこと大津皇子おほつのみこ高市皇子たけちのみこ河島皇子かはしまのみこ忍壁皇子おさかべのみこ芝基皇子しきのみこみことのりしてのたまはく、れ今日なんぢ等とともおほばちかひて、千歳の後に事無からむとほりす。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
悉皆しつかいわがみあだなれば打壊うちくづさでは已むまじきぞ、心に染まぬ大千世界、見よ/\、火前の片羽となり風裏の繊塵せんぢんと為して呉れむ、仏に六種の神通あれば朕に千般の業通あり
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
が臣としてつかへ奉る人等も、一つ二つを漏し落す事もあらむか、と辱なみ、愧しみおもほしまして、我皇太上天皇の大前に「恐古之物カシコシモノ進退匍匐廻シヾマヒ?ハラバヒモト保利ホリ……