“福”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふく34.0%
さいはひ24.5%
さいわい24.5%
さいは3.8%
さきはひ3.8%
ふう3.8%
さいわ1.9%
サキ1.9%
フク1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さいきん、ふくかわをかぶった子どもが生まれました。こういう子どもは、なにをやってもいいうんにめぐまれているものです。
イヱスの奥義は幼児の如くになることにあり。イヱスにありてさいはひなるものは、つところ多きものより、有つところ少なきものにあり。
実行的道徳 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
心の清き者はさいわいなり、何故なればと云えば其人は神を見ることを得べければなりとある、何処でかと云うに、勿論現世このよではない
引取ひきともと主人しゆじん五兵衞方へあらためて養子にぞつかはしける然ば昨日迄きのふまでに遠き八丈の島守しまもりとなりし身が今日は此大家たいかの養子となりし事實に忠義の餘慶よけい天よりさいはひを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
朕薄徳を以てかたじけな重任ぢゆうにんけたり。未だ政化をひろめず寤寐ごみにも多くづ。いにしへの明主は皆先業をくしてくにやすらかに人楽しみわざわひ除かれさきはひ至れり。何の政化を修め能く此の道をいたさむ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
ふうやん、今阿弥陀様お通りや。わてに来い言うて招いてお居やすよつて、妾一寸行つて来まつさ。」
世の中へ (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
けれど恵みにさだめられているような気がする。それをうけとることが、すなわちさいわいであるように。行こう。(二、三歩前にあゆむ)向こうの空まで。私の魂がげられるまで。
出家とその弟子 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
聞食驚念(久波)盧舎那仏慈賜サキ(波閇)賜物受賜戴持、百官人等率礼拝仕奉事挂畏カケマクモ三宝大前恐(美毛)奏賜(波久止)奏。
吾家の門をくゞる十間前から「ヒンフクヒンフクヒンフク。」
毒気 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)