“改”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あらた61.9%
あらたま14.4%
あらため9.3%
あら6.2%
か6.2%
あらたむ1.0%
かは1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こう注意(ちゅうい)してやると、後方(こうほう)から、前線(ぜんせん)へ送(おく)られたばかりの、若(わか)い兵士(へいし)の一人(ひとり)が、目前(もくぜん)で、背嚢(はいのう)をおろして、その内(うち)を改(あらた)めていました。
少女と老兵士 (新字新仮名) / 小川未明(著)
その通り彼女は婦人たちが這入つて來るや立上つてその前に近づき、いかにも改(あらたま)つたお辭儀をして、眞面目くさつて云つた——
持参した上で、改(あらため)て申上げる。親しい間柄と云いながら、今晩わざわざ請待した客の手前がある。どうぞこの席はこれでお立下されい
じいさんばあさん (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「何(ど)んな所がつて。さう改(あら)たまつて聞(き)かれちや困りますが。何ぢやありませんか、一体に、斯う、現代的の不安が出(で)てゐる様ぢやありませんか」
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「俺とこの犬め、すっかり頭が禿げてね。ジョンより呼びいいから『禿げ』と、名を改(か)えんべと思って…… 禿! 禿! 禿!」
或る部落の五つの話 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
名は五百万円を下附すというも、その実は現金を受授するに非ず、大蔵省中貯蓄の公債証書に記名を改(あらたむ)るのみ。
学問の独立 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
終日彼是(かれこれ)と探(さが)しけれども今は其者の名前が改(かは)り居るにや一向に在家(ありか)知れず據(よんど)ころなく持歸りて翌日(よくじつ)猶又尋ね行き是非々々市之丞に返さんと申居(をり)し折柄(をりから)又々質屋より嚴敷(きびしき)催促(さいそく)ゆゑ然らば先(まづ)其金子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)