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改
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あら
ふりがな文庫
“
改
(
あら
)” の例文
「
何
(
ど
)
んな所がつて。さう
改
(
あら
)
たまつて
聞
(
き
)
かれちや困りますが。何ぢやありませんか、一体に、斯う、現代的の不安が
出
(
で
)
てゐる様ぢやありませんか」
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
始
(
はじ
)
め村中
殘
(
のこら
)
ず存じ申さずとの
答
(
こた
)
へなれば少しも
手懸
(
てがか
)
りはなきに次右衞門の思ふ樣是は村中
申合
(
まをしあは
)
せ掛り合を恐れて
斯樣
(
かやう
)
に申立るならんと
席
(
せき
)
を
改
(
あら
)
ため
威儀
(
ゐぎ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
阿關
(
おせき
)
の
事
(
こと
)
なれば
並
(
なみ
)
大底
(
たいてい
)
で
此樣
(
こん
)
な
事
(
こと
)
を
言
(
い
)
ひ
出
(
だ
)
しさうにもなく、よく/\
愁
(
つ
)
らさに
出
(
で
)
て
來
(
き
)
たと
見
(
み
)
えるが、して
今夜
(
こんや
)
は
聟
(
むこ
)
どのは
不在
(
るす
)
か、
何
(
なに
)
か
改
(
あら
)
たまつての
事件
(
じけん
)
でもあつてか
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
といひかけ、
頷
(
うな
)
づく
私
(
わたくし
)
の
顏
(
かほ
)
を
打守
(
うちまも
)
りて、
屹
(
きつ
)
と
面
(
おもて
)
を
改
(
あら
)
ため
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
其所
(
そこ
)
へ
下女
(
げぢよ
)
が三
尺
(
じやく
)
の
狹
(
せま
)
い
入口
(
いりぐち
)
を
開
(
あ
)
けて
這入
(
はい
)
つて
來
(
き
)
たが、
改
(
あら
)
ためて
宗助
(
そうすけ
)
に
鄭重
(
ていちよう
)
な
御辭儀
(
おじぎ
)
をした
上
(
うへ
)
、
木皿
(
きざら
)
の
樣
(
やう
)
な
菓子皿
(
くわしざら
)
の
樣
(
やう
)
なものを、
一
(
ひと
)
つ
前
(
まへ
)
に
置
(
お
)
いた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
徳太郎
(
とくたらう
)
信房
(
のぶふさ
)
と
稱
(
しよう
)
し
後
(
のち
)
に
吉宗
(
よしむね
)
と
改
(
あら
)
たむ
御母
(
おんはゝ
)
は
九條前關白太政大臣
(
くでうさきのくわんぱくだじやうだいじん
)
第四の
姫君
(
ひめぎみ
)
お
高
(
たか
)
の
方
(
かた
)
にて
御本腹
(
ごほんぷく
)
なり
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
代助は
黙
(
だま
)
つて考へた。しばらくしてから、
姉
(
ねえ
)
さんと云つた。梅子は其深い調子に驚ろかされて、
改
(
あら
)
ためて代助の
顔
(
かほ
)
を見た。代助は同じ調子で
猶
(
なほ
)
云つた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
改
(
あら
)
ためそは
怪
(
けし
)
からぬ忠兵衞殿の
仰
(
おほ
)
せかな
御冗談
(
ごじようだん
)
でも御座りませうが
夫
(
をつと
)
道十郎が牢死の後にせめて
紀念
(
かたみ
)
の此子をば
成長
(
せいちやう
)
させ一日も早く夫の惡名を
雪
(
すゝ
)
ぎ
度
(
たく
)
夫而已
(
それのみ
)
樂
(
たの
)
しみに
暮
(
くら
)
し居と云ふを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
田村は、それから
改
(
あら
)
たまつて、野々宮さんに、光線に圧力があるものか、あれば、どうして試験するかと聞き
出
(
だ
)
した。野々宮さんの答は面白かつた。——
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「そんなに
閑
(
ひま
)
なら、
庭
(
には
)
の
草
(
くさ
)
でも
取
(
と
)
つたら、
何
(
ど
)
うです」と云つた。すると今度は三千代の方が
黙
(
だま
)
つて仕舞つた。それが、
少時
(
しばらく
)
続
(
つゞ
)
いた
後
(
あと
)
で代助は又
改
(
あら
)
ためて聞いた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
けれどもそれは
強
(
あな
)
がちに、
自分達
(
じぶんたち
)
の
身
(
み
)
の
上
(
うへ
)
に
就
(
つい
)
て、
特
(
とく
)
に
御米
(
およね
)
の
注意
(
ちゆうい
)
を
惹
(
ひ
)
く
爲
(
ため
)
に
口
(
くち
)
にした、
故意
(
こい
)
の
觀察
(
くわんさつ
)
でないのだから、
斯
(
か
)
う
改
(
あら
)
たまつて
聞
(
き
)
き
糺
(
たゞ
)
されると、
困
(
こま
)
るより
外
(
ほか
)
はなかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“改”の意味
《名詞》
(カイ)字句などを改めたこと。改正。改訂。
(出典:Wiktionary)
改
常用漢字
小4
部首:⽁
7画
“改”を含む語句
改良
悔改
変改
改代町
改造
改悛
改革
結改場
改鋳
改悔
改易
改竄
改刪
改札口
改心
改名
改善
朝令暮改
改元
御改
...