“改心”の読み方と例文
読み方割合
かいしん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わし屹度きつと改心かいしんさして見せるから、まアそんなに心配しないがいゝよ。なに世の中は案じるよりむが安いさ。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
こうして五にん盗人ぬすびとは、改心かいしんしたのでしたが、そのもとになったあの子供こどもはいったいだれだったのでしょう。
花のき村と盗人たち (新字新仮名) / 新美南吉(著)
ぬすみ取て文右衞門へ塗付ぬりつけんとたくみ家内は誠に亂脈らんみやくにて主人はあれ共なきが如く此久兵衞一旦は改心かいしんかたちに見ゆれども茲に至つて又々本性ほんしやうあらはし大橋文右衞門に百兩の云懸いひかゝりを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)