改心かいしん)” の例文
わし屹度きつと改心かいしんさして見せるから、まアそんなに心配しないがいゝよ。なに世の中は案じるよりむが安いさ。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
こうして五にん盗人ぬすびとは、改心かいしんしたのでしたが、そのもとになったあの子供こどもはいったいだれだったのでしょう。
花のき村と盗人たち (新字新仮名) / 新美南吉(著)
ぬすみ取て文右衞門へ塗付ぬりつけんとたくみ家内は誠に亂脈らんみやくにて主人はあれ共なきが如く此久兵衞一旦は改心かいしんかたちに見ゆれども茲に至つて又々本性ほんしやうあらはし大橋文右衞門に百兩の云懸いひかゝりを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
こゝろがおそろしうかるうなったわい、あの我儘者わがまゝものめが改心かいしんしをったによって。
いふてはるけれどおまへ親不孝おやふかう子不孝こふかうすこしは行末ゆくすゑをもおもふて眞人間まにんげんになつてくだされ、御酒ごしゆのんらすは一ときしんから改心かいしんしてくださらねば心元こゝろもとなくおもはれますとて女房にようぼううちなげくに
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)