“親不孝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おやふかう62.5%
おやふこう37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほんにおまへ心遣こゝろづかひがおもはれるとうれしきなかにもおもふまゝの通路つうろかなはねば、愚痴ぐちの一トつかみいやしき身分みぶんなさけなげにはれて、本當ほんたうわたし親不孝おやふかうだとおもひまする
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ばおすゝめ申せばにもかくにもかたよりし事のみ被仰おつしやりいでなくば御兩親樣が折角のお心盡しもに成て返つてかけ御心配ごしんぱい學問なさるが親不孝おやふかうと申すはこゝの次第なりと一什を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「だれでも、おおきくなって、もし親不孝おやふこうをするならば、おかあさんをこのうしのようなめにあわせるものだ。」といわれました。
引かれていく牛 (新字新仮名) / 小川未明(著)
はともむかしは親不孝おやふこうで、おやのいうことには、みぎといえばひだりひだりといえばみぎと、なにによらずさからうくせがありました。
物のいわれ (新字新仮名) / 楠山正雄(著)