“右”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みぎ76.7%
9.8%
かく6.1%
1.8%
かう1.2%
ゆう1.2%
いう0.6%
0.6%
せき0.6%
たふと0.6%
みき0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みぎ兇状きょうじょうの女スリ上方すじへ立廻りたる形跡これあり似より下手人げしゅにん召捕りのせつは人相書照合一応江戸南町奉行まで示達じたつあるべきもの。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
く紅葉の政治的才幹が硯友社を結束し、美妙が忽ちそむいて孤立したのが二者の成功を著るしく懸隔さした一つの原因であった。
かく、養家はそれから好い事ばかりが続いた。ちょいちょい町の人達へ金を貸つけたりして、夫婦は財産の殖えるのを楽んだ。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
ほとんかんふくめぬばかり諄々じゅん/\説諭ときさとすに罪人は心の中に得も云えぬ苦しみを感じせんかかく答えんかと独り胸の中に闘いて言葉には得出えいださぬ如く
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
『あゝ、どうにかかうにか間に合せて置いた。二級懸持ちといふやつは巧くいかないものでねえ。』と言つて、銀之助はしんから出たやうに笑つて、『時に、君は奈何どうする。』
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
怪獣は眼をいからし、きばを鳴らしてくるいまわるたびに、大木はゆさりゆさりと動いて、こずえはあらしのごとく一ゆうした。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
あの阿星右太五郎樣の一人息子のいう之助樣は、師匠と好い仲だと言はれてをりましたが、今年の春お勤めの不首尾とやらで、甲府かうふで腹を切つたとか聞いてをります。師匠もそれを
「この地の形相をみまするに、青竜しょうりゅう白虎びゃっこぜん朱雀すざく玄武げんむの四神の配置にふさわしき土地、帝都の地としてまことに適当と存じます」
石器時代遺跡ゐせきよりはまた鹿しかつのにて作りたる噐具きぐも出づ。魚骨器のせきに畫きたるは其一例そのいちれいにして、發見地はつけんちは相模三浦郡久比利くびり貝塚なり。やう大魚たいぎよるに在りしことなんうたがひか有らん
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
是を以て賢をたふとぶ、宗祀嚴父す、是を以て鬼をたふとぶ、四時に順つて行ふ、是を以て命を非とす、孝を以て天下にしめす、是を以て同を上ぶ、と云つてゐるのは
墨子 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
ひだりかけみきはしり、四面八角しめんはつかく縱横無盡じうわうむじんとひ
鬼桃太郎 (旧字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)