“右舷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うげん80.0%
スタボウド12.0%
おもかじ4.0%
ポウルド4.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四晝夜しちうや航海かうかいつゝがなくぎて、右舷うげん左舷さげんせてはかへなみおととも
私どもは右舷うげん後方にさわやかな風を受けて出かけ、しばらくはすばらしい速力で水を切って進み、危険なことがあろうなどとは夢にも思いませんでした。
『吉野』や『千種』はどうしたかしら? と思って、右舷うげんの方を見ると、白い波頭なみがしらがはてしもなくつづいて、さがす『吉野』らの影もない。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
指さす左のほうに、右舷うげんを砂浜に膠着こうちゃくさして、一せきのボートがうちあげられているのが、かすかにそれと見える。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
陰欝いんうつな薄暗がりが、海上にはい出たために、右舷うげん尻屋岬しりやみさきの燈台が感傷的にまたたき初めた。
海に生くる人々 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)
が、勿論このポケット猿の連中が、総がかりで星を白眼にらみ、暴風雨のなかで左舷ポウト右舷スタボウドと叫び交し、釜をき、機関を廻して来たのではないと
右舷スタボウドの甲板に当って多勢の日本語の人声がして居た。
上海された男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
右舷スタボウドの岸を船とならんで、白く塗ったカイロ行きの汽車が、沙漠と熱帯植物を背景にことこと這っていた。
すぐに船頭さん上流うわてへ遣っておくれと云うので河岸を突いて船がズーッと右舷おもかじを取って中流へ出ます。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
通路パセイジに面した右舷ポウルドの一室を料理人クックと仕官ボウイと為吉が占領することになった。
上海された男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)