“三尖衝角”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さんせんしやうかく50.0%
さんせんしようかく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其(その)鋭利(えいり)なる三尖衝角(さんせんしやうかく)は空(そら)に閃(きらめ)く電光(いなづま)の如(ごと)く賊船(ぞくせん)の右舷(うげん)に霹靂萬雷(へきれきばんらい)の響(ひゞき)あり、極惡無道(ごくあくむだう)の海蛇丸(かいだまる)は遂(つひ)に水煙(すいゑん)を揚(あ)げて海底(かいてい)に沒(ぼつ)し去(さ)つた。
其(それ)を此(この)艇(てい)の總(すべて)の機關(きくわん)に適用(てきよう)したので、艇(てい)の進行(しんかう)も、三尖衝角(さんせんしやうかく)の廻旋(くわいせん)も、新式水雷發射機(しんしきすいらいはつしやき)の運轉(うんてん)も、すべて此(この)秘密(ひみつ)なる活動力(くわつどうりよく)によつて支配(しはい)されて居(を)るのである。
物(もの)の數(かず)にも足(た)らぬ海獸(かいじう)なれど、あれを敵國(てきこく)の艦隊(かんたい)に譬(たと)ふれば如何(いか)にと、電光艇(でんくわうてい)は矢庭(やにわ)に三尖衝角(さんせんしようかく)を運轉(うんてん)して、疾風(しつぷう)電雷(でんらい)の如(ごと)く突進(とつしん)すれば、あはれ、海(うみ)の王(わう)なる巨鯨(きよげい)の五頭(ごとう)七頭(しちとう)は微塵(みぢん)となつて