“揚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
61.7%
あが30.6%
あげ5.5%
あぐ0.9%
よう0.9%
そや0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さてはや、念佛ねんぶつ題目だいもく大聲おほごゑ鯨波ときこゑげてうなつてたが、やがてそれくやうによわつてしまふ。取亂とりみださぬもの一人ひとりもない。
旅僧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
とうさんもたこあげたり、たこはなしいたりして、面白おもしろあそびました。自分じぶんつくつたたこがそんなによくあがつたのをるのもたのしみでした。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
呼出よびいだしに相成白洲しらすに於て越前守殿其人物を御覽あるに人のあくあげ意趣遺恨いしゆゐこんなどをふくみ又有りもせぬ事柄ことがらを申懸る樣成者に非ざる事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
得られたれば此度このたび旦那だんなおほせ別家べつけでも出しつかはすべきか幸ひ天神丸の新艘卸しんざうおろしなれば其方上乘うはのりして大坂へなり又は江戸へなり勝手かつてな所で一はたあぐべしとて手元金として七百兩を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
李白は出でて襄漢じょうかんに遊んだ。まず南洞庭どうていに行き、西金陵にしきんりょうよう州に至り、さらに汝海じょかいに客となった。それから帰って雲夢うんぽうに憩った。
岷山の隠士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
さるはひとり夫のみならず、本家の両親をはじめ親属知辺しるべに至るまで一般に彼の病身をあはれみて、おとなしき嫁よとそやさぬはあらず。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)