“揚言”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ようげん77.8%
やうげん11.1%
コトアゲ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれはむかしから“猿ぎらい”だと揚言ようげんしていた。猿が、信長に見出されかけていた当時から、かれは尾州びしゅう春日井郡かすがいごおりの一城主だった。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
紅葉先生こうえふせんせいも、はじめは「豆府とうふ言文一致げんぶんいつち大嫌だいきらひだ。」と揚言やうげんなすつたものである。
湯どうふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
欽明紀(二十三年六月)を見ても、馬飼ウマカヒ首歌依オビトウタヨリ、冤罪を蒙つて「揚言コトアゲして誓ひて曰はく、虚なり。実にあらず。若し是れ実ならば必天災を被らむ」