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揚々
ふりがな文庫
“揚々”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ようよう
85.7%
やう/\
14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ようよう
(逆引き)
桃太郎は意気
揚々
(
ようよう
)
と鬼が島征伐の
途
(
と
)
に
上
(
のぼ
)
った。すると大きい
野良犬
(
のらいぬ
)
が一匹、
饑
(
う
)
えた眼を光らせながら、こう桃太郎へ声をかけた。
桃太郎
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
八五郎は飛んで行きましたが、得意の耳と鼻を働かせて、二た刻ばかり
経
(
た
)
つと、
揚々
(
ようよう
)
と帰って来ました。後ろにはお北が
伴
(
つ
)
いております。
銭形平次捕物控:051 迷子札
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
揚々(ようよう)の例文をもっと
(12作品)
見る
やう/\
(逆引き)
列
(
れつ
)
の
先頭
(
せんとう
)
に
立
(
た
)
つ
日章旗
(
につしやうき
)
、
揚々
(
やう/\
)
として
肥馬
(
ひま
)
に
跨
(
またが
)
る
将軍
(
しやうぐん
)
たち、
色蒼
(
いろざ
)
ざめ
疲
(
つか
)
れ
果
(
は
)
てた
兵士
(
へいし
)
の
群
(
むれ
)
—
生ける銃架:――満洲駐屯軍兵卒に――
(新字旧仮名)
/
槙村浩
(著)
無念なりと
蹉跎
(
あしすり
)
なして
怒
(
いかり
)
給ひしが今更
詮方
(
せんかた
)
も無りしとぞ
假初
(
かりそめ
)
にも十五萬石にて播州姫路の城主たる
御身分
(
ごみぶん
)
が
素性
(
すじやう
)
もいまだ
慥
(
たしか
)
ならぬ天一坊に下座
有
(
あり
)
しは
殘念
(
ざんねん
)
と云も餘りあり天一坊は
流石
(
さすが
)
の
酒井家
(
さかゐけ
)
さへ下座されしと
態
(
わざ
)
と
言觸
(
いひふら
)
し其
威勢
(
ゐせい
)
濤
(
おほなみ
)
の如くなれば東海道筋にて誰一人爭ふ者はなく
揚々
(
やう/\
)
として下りけるは
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
揚々(やう/\)の例文をもっと
(2作品)
見る
揚
常用漢字
中学
部首:⼿
12画
々
3画
“揚”で始まる語句
揚
揚句
揚屋
揚子江
揚足
揚羽
揚幕
揚物
揚場
揚代
“揚々”のふりがなが多い著者
佐藤紅緑
ヴィクトル・ユゴー
内村鑑三
作者不詳
長谷川時雨
夏目漱石
槙村浩
江戸川乱歩
吉川英治
海野十三