“揚代”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あげだい77.8%
ぎょく22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
取するばかり手短の話が先斯した處だ何れなりとも御望み次第だネ旅の其懷ろは御前が彼の飯盛の揚代ふ時篤と見て置夫故跡を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
これ岩亀楼娼女洋銀三枚の揚代(この事文久三年板『珍事五ヶ国横浜ばなし』に出づ)にて異人館に招がれたる処なるべし。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
海上はりと登楼いたし、花里にはたらに昼夜の揚代がついておりますから、座敷へ入れないことは出来ぬ、まるで部屋は貸し切りにしたような始末で、まことに都合がわるい。
出ないのは当り前ですと、それから順を逐て、揚代の事纒頭の事箱丁の事女中の事、料理屋の事待合の事船宿の事、ことごとく説明らめた揚句、遊ぶなら金を遣うこと、遣わぬなら遊ばぬこと
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)