“揚代金”の読み方と例文
読み方割合
あげだいきん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
誠に無理な事で、傾城けいせい遊女の身の上で、揚代金あげだいきんを取って置きながら、お客に肌を許さんとは余り理のない話でございます。
茲に又駿府すんぷ加番衆かばんしゆ松平玄蕃頭殿の家來けらいに石川安五郎と云ふ若侍士わかざむらひありしが駿府二丁目の小松屋のかゝへ遊女白妙しろたへもとへ通ひ互ひに深くなるに付さとの金にはつまるの習ひ後には揚代金あげだいきんとゞこほり娼妓しやうぎ櫛笄くしかうがひ衣類いるゐまでもなくしての立引に毎晩まいばん通ひ居たりしが早晩いつしか二階を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
又「国から出たてゞ何も知らぬが、何かえ揚代金あげだいきんのくらい致す、今の美人を一晩買う揚代は」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)