“早晩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いつか32.4%
そうばん32.4%
さうばん8.8%
いつ5.9%
いまに5.9%
いつしか2.9%
いずれ2.9%
いづしか2.9%
いま2.9%
はやかれおそかれ2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さるによつては、常に和殿を貴とみ、早晩を通ぜんとこそ思へ、かも仇する心はなきに、何罪科あつて僕を、んとはしたまふぞ。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
してみると、何もこの日の成行きとのみ言わず、こういうことは、早晩何らかの形で現われなければならなかったのかも知れない。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
で、じてゐます。來世いとたならば、其時いなる人間智慧なるものが、早晩れを發明しませう。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
かく存命へて今日までも、君にきまゐらせしは、妾がために雄の仇なる、かの烏円をその場を去らせず、討ちて給ひし黄金ぬしが、御情にされて、早晩かは君の御為に、この命をらせんと
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
んなそれア穏密方が来て調べたって長い間のお前の煩いを介抱した様子から世間で知って居るから早晩彼の子も罪がりて帰れようから然う泣いてばかり居ちゃアいけない
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
眞實と思ひ終に吾助の言葉の如く二兩の金を宿へ下りたり然るに惡事千里のの如く早晩吾助がお兼と言合せ飯炊の宅兵衞より金五兩を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
知っていなかったとすれば尚おのこと、知られたくなかったのだが、う斯う突き止められた上に、悪戯岡妬きの強い人間と来ているから、此の形勢では早晩何とかずにはいまい。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
き夜も早晩更行六ツに間も有じとて切腹の用意にらるゝに明六ツの時計鳴渡れば越前守は奧方に向ひ忠右衞門切腹致さば其方介錯致せ其方自害せば予が介錯すべし予が切腹せば介錯には大助致すべしと言付て又忠右衞門に向ひ最早時刻なるぞれを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
本当に困るぢやアないかね、義理あるだから小言へないが、たつた一人のさんを置去りにしてつてるなんて……なに屹度早晩にぶらりとつてるのがだらうが
心眼 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
『それにけても、きは海賊船振舞、かゝる惡逆無道は、早晩木葉微塵にしてれん。』と、明眸凛乎たるつと、日出雄少年は、プイと躍立つて。