“羈”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
28.6%
きずな28.6%
ほだ28.6%
ほだし14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
愛の支えは、いかほど独立不になろうとする生命にとっても必要なのである。愛は、愛を拒もうとするものにこそ、最も聰明そうめいに与えられなければならないのだ。
次郎物語:03 第三部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
その時までの記章かたみにはおれが秘蔵のこの匕首(これにはおれの精神たましいもこもるわ)匕首を残せば和女もこれで煩悩ぼんのうきずなをばのう……なみだは無益むやく
武蔵野 (新字新仮名) / 山田美妙(著)
高声たかごえを出して人を呼ぼうと思ったが、そこは病気の時に看病を受けました事があるから、其の親切にほだされて、し私が呶鳴どなれば御主人に知れて
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
親兄のつかへをもなさで、君が家の二九九ほだしならんは三〇〇由縁よしなし。御めぐみいとかたじけなけれど、又も参りなんとて、紀の国に帰りける。