“羈絆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きはん87.1%
きずな9.7%
きづな3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはとらわれの繩を解かれたような、妄執もうしゅうがおちたような、その他もろもろの羈絆きはんを脱したような、すがすがしく濁りのない顔に返った。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
で、わたくしは一しょう懸命けんめいふか統一とういつはいり、過去かこの一さい羈絆きずなることによりて、一そう自由自在じゆうじざい神通力じんつうりきめぐまれるよう、こころから神様かみさま祈願きがんしました。
迷の羈絆きづな目に見えねば、勇士の刃も切らんにすべなく、あはれや、鬼もひしがんず六波羅一のがうもの何時いつにか戀のやつことなりすましぬ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)