“きづな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
40.9%
覊絆22.7%
13.6%
4.5%
羈絆4.5%
羈靮4.5%
覇絆4.5%
4.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我亦斯の如く、かのこみあへるむれの中にてかなたこなたにわが顏をめぐらし、約束をもてそのきづなを絶てり 一〇—一二
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
最近一つのきづなとなつてしまつた彼女の将来を何うしようかといふことが、その間も気にかゝつてゐたには違ひなかつた。
町の踊り場 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
『いや、僕はもつと長くつても好い。一年ぐらゐかういふ世離れたところにじつとしてゐたい? 世の中の覊絆きづなからすつかり離れて?』
島からの帰途 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
浅ましとは知る身にも、さて断ち難き、恩愛恋慕の覊絆きづなにぞ、かくても世には繋がるなると、朝な夕なの御歎きを、知らぬ世間の口々に。
移民学園 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
たとひきづななきことばをもちゐ、またしば/\かたるとも、此時わが見し血と傷とを誰かはおちなく陳べうべき 一—三
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
今や汝あやしみ、あやしみてしかして物言はず、されどさとき思ひに汝のめらるゝ強ききづなを我汝の爲に解くべし 四九—五一
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
かれらのかく速に己が絆きづな從ふは、及ぶ限りかの點に己を似せんとすればなり、而してその視る位置の高きに準じてかく爲すをう 一〇〇—一〇二
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
迷の羈絆きづな目に見えねば、勇士の刃も切らんにすべなく、あはれや、鬼もひしがんず六波羅一のがうもの何時いつにか戀のやつことなりすましぬ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
我はこれを聞きつゝも、むかしの羈靮きづなの再び我身にまつはるゝを覺えて、只だ恩人に見放されたる不幸なる身の上をかこちぬ。
さればこそ、われら、夢の覇絆きづなを破りて、もろ/\の偶像を足蹴あしげにし、十字架クルスをもちて、十字架クルスを抱かむかな。
頌歌 (旧字旧仮名) / ポール・クローデル(著)
それにけても濱島武文はまじまたけぶみむかしながら壯快おもしろ氣象きしやうだ、たゞ一人ひとり帝國ていこく軍人ぐんじん養成ようせいせんがめに恩愛おんあいきづな斷切たちきつて、本國ほんごくおくつてやるとは隨分ずゐぶんおもつたことだ。