“たづな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手綱94.6%
3.8%
手縄0.8%
0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
にもと思う武士達の顔をズラリと一渡り見廻してから彼は手綱たづなを掻い繰った。馬は粛々と歩を運ぶ。危険は瞬間に去ったのである。
開運の鼓 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
今来た少年の、無垢むくの自然をそのままのような目附を見て、ふいとたづなが緩んだなと、大石は気が附いたが、既に遅かった。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
と来り、前途ゆくてに立って、きっと見るより、仕丁を左右へ払いのけ、はた、とにらんで、牛の鼻頭はなづらを取って向け、手縄たづなを、ぐい、とめて、ずかずか我家の前。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「イヤイヤ滅多な事を言出して取着かれぬ返答をされては」ト思い直してジット意馬いばたづな引緊ひきしめ、に住む虫の我から苦んでいた……これからが肝腎かなめ、回を改めて伺いましょう。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)