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『開運の鼓』
ふりがな文庫
『
開運の鼓
(
かいうんのつづみ
)
』
将軍家斉の時代であった。天保の初年から天候が不順で旱天と洪水とが交〻襲い夏寒く冬暑く日本全国の田や畑には実らない作物が枯れ腐って凶年の相を現わしたが、俄然大飢饉が見舞って来た。将軍家お膝元大江戸でさえ餓莩道に横たわり死骸から発する腥い匂いが …
著者
国枝史郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「サンデー毎日」1924(大正13)年1月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約11分(500文字/分)
朗読目安時間
約18分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
者
(
て
)
乞食
(
ものもらい
)
倒
(
た
)
邂逅
(
いきあ
)
在
(
おわ
)
驕
(
たか
)
瞑
(
と
)
少
(
わか
)
柄
(
つか
)
実
(
げ
)
湯気
(
いき
)
幾年
(
いくつ
)
塊
(
かた
)
悲惨
(
みじめ
)
束
(
たば
)
商人
(
あきゅうど
)
困
(
こう
)
炊
(
かし
)
強盗
(
おしこみ
)
所理
(
とりおこな
)
僕
(
しもべ
)
扶持
(
ぶち
)
某
(
それがし
)
屍
(
かばね
)
俺
(
わし
)
腥
(
なまぐさ
)
﨟
(
ろう
)
背後
(
うしろ
)
老人
(
としより
)
纒
(
まと
)
繻珍
(
しゅちん
)
綻
(
ほころ
)
神々
(
こうごう
)
籾
(
もみ
)
篩
(
ふるい
)
竈
(
かまど
)
窺
(
うかが
)
祟
(
たた
)
穏
(
おだや
)
稀
(
まれ
)
遮
(
さえぎ
)
三昧
(
ざんまい
)
鼓
(
つづみ
)
麩
(
ふ
)
鳥目
(
ちょうもく
)
鯣
(
するめ
)
饑饉
(
ききん
)
餓莩
(
がひょう
)
頷
(
うなず
)
音色
(
ねいろ
)
隼
(
はやぶさ
)
芳志
(
こころざし
)
逼
(
せま
)
逸
(
はや
)
赤誠
(
せきせい
)
贅沢
(
ぜいたく
)
貯
(
たくわ
)
袂
(
たもと
)
血眼
(
ちまなこ
)
蠢
(
うごめ
)
荒濤
(
あらなみ
)
和
(
なご
)
巷
(
ちまた
)
屏居
(
へいきょ
)
小鼓
(
こつづみ
)
容易
(
たやす
)
家人
(
けにん
)
姥
(
うば
)
女将
(
おかみ
)
天籟
(
てんらい
)
大旆
(
たいはい
)
彷徨
(
さまよ
)
厨
(
くりや
)
割
(
さ
)
凌
(
しの
)
兵燹
(
へいせん
)
側
(
そば
)
倚
(
よ
)
佇
(
たたず
)
仮面
(
めん
)
交〻
(
こもごも
)
気宇
(
きう
)
矣
(
い
)
生物
(
いきもの
)
生命
(
いのち
)
玄米
(
くろごめ
)
獅子
(
しし
)
無衾
(
きんなく
)
無幮
(
かやなく
)
点
(
つ
)
漆黒
(
しっこく
)
磨汁
(
とぎしる
)
欝勃
(
うつぼつ
)
樫
(
かし
)
易々
(
やすやす
)
放火
(
つけび
)
搗
(
つ
)
挘
(
むし
)
手綱
(
たづな
)
慶喜
(
よしのぶ
)