“赤誠”の読み方と例文
読み方割合
せきせい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いや、今度は決心が堅い。俺も酒では長いことお前に苦労をかけた。いよ/\この一杯で永遠の禁酒だ。赤誠せきせいを示すぞ」
一年の計 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
おどかしに白刃を見せたら、或はもろく逃げ散るかも知れないと思ったが、土民とはいえ、領主の身を思っての赤誠せきせいであってみると、案外、そうでないかも分らない。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
父同様に育ててくれた祖父そふに、一眼会いたいというお美夜坊のまごころ——また、不孝をしつづけてきた老父に、最後の詫びを願いたいというお蓮どのの赤誠せきせい
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)