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『一年の計』
ふりがな文庫
『
一年の計
(
いちねんのけい
)
』
片岡君は又禁酒を思い立った。 思い立つ日が吉日というが、片岡君は然う右から左へ埓を明けたがらない。思い立ってから吉日を探し当てるまでに可なり手間がかゝる。 「今から禁酒しても来月は小杉君が洋行するから送別会がある。俺は一番懇意だから何うした …
著者
佐々木邦
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「面白倶楽部」1926(大正15)年1月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約14分(500文字/分)
朗読目安時間
約23分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
俺
(
わっし
)
後
(
おく
)
可
(
か
)
力
(
りき
)
拠
(
よんどこ
)
彼方
(
あっち
)
棄
(
ちゃ
)
寛
(
くつ
)
宜
(
い
)
然
(
そ
)
済
(
な
)
定
(
きま
)
溝
(
どぶ
)
嚔
(
くしゃみ
)
次第
(
わけ
)
違
(
たが
)
俺
(
わし
)
悉皆
(
すっかり
)
破
(
わ
)
打
(
う
)
爪弾
(
つまはじ
)
甲走
(
かんばし
)
疚
(
やま
)
発心
(
ほっしん
)
真実
(
ほんとう
)
濠
(
ほり
)
睡気
(
ねむけ
)
稍〻
(
やや
)
積
(
つも
)
門口
(
かどぐち
)
竟
(
つい
)
管
(
くだ
)
翻
(
ひるがえ
)
背
(
そむ
)
豪
(
えら
)
赤誠
(
せきせい
)
迚
(
とて
)
急
(
せ
)
先刻
(
さっき
)
凭
(
もた
)
周囲
(
まわり
)
大人
(
おとな
)
大切
(
だいじ
)
完
(
まっと
)
少時
(
しばらく
)
屠蘇
(
とそ
)
弁
(
わきま
)
御参
(
ござん
)
漸次
(
ぜんじ
)
愛玩
(
あいがん
)
懐中
(
ふところ
)
括
(
くく
)
旋毛
(
つむじ
)
暫時
(
ざんじ
)
本性
(
ほんしょう
)
武士
(
さむらい
)
深更
(
しんこう
)
溝泥
(
どぶどろ
)