“睡気”のいろいろな読み方と例文
旧字:睡氣
読み方割合
ねむけ98.1%
ねむたげ1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜がふけて睡気ねむけのさすようになると、たれか年上としうえの者がおかしい昔話をしだして、みんなを笑わせようとしたこともふつうであった。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
伊太利イタリア、フランスの別なく、油絵芸術は習慣と惰性とによって、ともかくも連続はしていた訳であるが睡気ねむけを催すべき性質のものとなり
油絵新技法 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
チン、チン、チンと鉦の音、カン、カン、カンと羯鼓の音、それを縫って笛の音がヒュー、ヒュー、ヒューと鳴り渡る。それが睡気ねむたげな調和をなし、月夜を通して響き渡る。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)