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繻珍
ふりがな文庫
“繻珍”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
しゅちん
80.9%
しゆちん
12.8%
しちん
2.1%
しゅっちん
2.1%
シチン
2.1%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しゅちん
(逆引き)
絹羽二重は二つ割りにして、又支那から渡来いたしました
繻珍
(
しゅちん
)
だの
緞子
(
どんす
)
などと申しますものは、三つ割りに致して用いておりました。
帯の巾が広すぎる
(新字新仮名)
/
上村松園
(著)
繻珍(しゅちん)の例文をもっと
(38作品)
見る
しゆちん
(逆引き)
銘仙
矢絣
(
やがすり
)
の
単衣
(
ひとへ
)
に、白茶の
繻珍
(
しゆちん
)
の帯も
配色
(
うつり
)
がよく、
生際
(
はえぎは
)
の美しい髪を油気なしのエス巻に結つて、幅広の
鼠
(
ねず
)
のリボンを生温かい風が煽る。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
繻珍(しゆちん)の例文をもっと
(6作品)
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しちん
(逆引き)
あるとき、多計代が座敷のまんなかに坐って泣きながら、お父様って何て残酷なひとだろう! とおかっぱにつけ
髷
(
まげ
)
をして、綿
繻珍
(
しちん
)
の帯を貝の口にしめている少女の伸子に云った。
道標
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
繻珍(しちん)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
しゅっちん
(逆引き)
お蘭もそんなら
往
(
ゆ
)
こうと、下女へ話して急に着物を着替え小紋縮緬の変り裏に
黒朱子
(
くろじゅす
)
に
繻珍
(
しゅっちん
)
の帯をしめて、丸髷の
後
(
おく
)
れ髪を
撫
(
なで
)
あげ、白金を出まして
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
繻珍(しゅっちん)の例文をもっと
(1作品)
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シチン
(逆引き)
女の
繻珍
(
シチン
)
の丸帯をほどいて洋服のズボンにして着たとか、英語の字引を祖母も手つだって手写したとか、小判を腰につけて堀田の使いで不忍池の畔を歩いていたら
獄中への手紙:06 一九三九年(昭和十四年)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
繻珍(シチン)の例文をもっと
(1作品)
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繻
漢検1級
部首:⽷
20画
珍
常用漢字
中学
部首:⽟
9画
“繻”で始まる語句
繻子
繻子張
繻絆
繻袢
繻衣
繻子入
繻子奴
繻子枕
繻子目
繻子紐
検索の候補
黒繻珍
絽繻珍
綿繻珍
鼠繻珍
綾織繻珍
緋色繻珍
御納戸色繻珍
藍鼠金入繻珍
“繻珍”のふりがなが多い著者
三遊亭金馬
本庄陸男
三島霜川
徳冨蘆花
岩野泡鳴
谷崎潤一郎
泉鏡花
内田魯庵
夏目漱石
吉川英治