“しゅちん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
繻珍92.7%
襦珍4.9%
朱珍2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その婦人は繻珍しゅちん吾妻袋あずまぶくろを提げて、ぱッとした色気の羽二重の被布ひふなどを着け、手にも宝石のきらきらする指環を幾個いくつめていた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
そのうちの二、三にん襦珍しゅちん(しゅすの織物)のリボンを結んだ花たばを持っていた。
緞子どんすと云うのか朱珍しゅちんと云うのか、黒地に金糸と濃い緑とで竜を描いた丸帯を締めているのでした。
痴人の愛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)