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しちん
ふりがな文庫
“しちん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:
シチン
語句
割合
七糸
25.0%
指陳
25.0%
滓沈
25.0%
繻珍
25.0%
▼ 他 1 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
七糸
(逆引き)
貴族院議員の
愛娘
(
まなむすめ
)
とて、最も
不器量
(
ふきりよう
)
を
極
(
きは
)
めて
遺憾
(
いかん
)
なしと見えたるが、最も
綺羅
(
きら
)
を飾りて、その
起肩
(
いかりがた
)
に
紋御召
(
もんおめし
)
の
三枚襲
(
さんまいがさね
)
を
被
(
かつ
)
ぎて、帯は
紫根
(
しこん
)
の
七糸
(
しちん
)
に
百合
(
ゆり
)
の
折枝
(
をりえだ
)
を
縒金
(
よりきん
)
の
盛上
(
もりあげ
)
にしたる
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
帯は
海松
(
みる
)
色地に
装束
(
しようぞく
)
切摸
(
きれうつし
)
の
色紙散
(
しきしちらし
)
の
七糸
(
しちん
)
を高く負ひたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
しちん(七糸)の例文をもっと
(1作品)
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指陳
(逆引き)
日本男子中島端ト書ス。懐中ノ
楮墨
(
ちょぼく
)
ヲ探リテ予ト筆談ス。東亜ノ情勢ヲ
指陳
(
しちん
)
シテ、傾刻十余紙ヲ尽ス。予
洒然
(
せんぜん
)
トシテ之ヲ敬ス。
斗南先生
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
就中
(
なかんずく
)
欧米列強の東亜侵略の勢を
指陳
(
しちん
)
して
斗南先生
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
しちん(指陳)の例文をもっと
(1作品)
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滓沈
(逆引き)
鰻の筋とはどんなものだか、それから四十年を経過した今日に到っても
未
(
いま
)
だに解し得ない深い謎として私の胸中に
滓沈
(
しちん
)
されている。
惜別
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
しちん(滓沈)の例文をもっと
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繻珍
(逆引き)
あるとき、多計代が座敷のまんなかに坐って泣きながら、お父様って何て残酷なひとだろう! とおかっぱにつけ
髷
(
まげ
)
をして、綿
繻珍
(
しちん
)
の帯を貝の口にしめている少女の伸子に云った。
道標
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
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